強敵でした。
こんにちは。
今日は治療の話です。
一般的な治療はわざわざブログに載せる程ではないので、難しい親不知の症例にします。
昨日の患者さんですが、親不知が大きな神経に接している可能性がありました。
神経を傷つけないように注意すれば、それ程難しくはありません。
時間は思ったよりかかりましたが、無難に抜けました。
レントゲンには歯の破片が残っていますが、当然取り除いています。
治療後、神経の軽度の麻痺が予想されますが、消毒の時に確認できると思います。
それよりも難しかったのは、さっき抜歯した患者さんです。
かなり深い位置にあり、大きな神経に接しています。
骨を削って歯を確認して、細かく歯を割って摘出していきます。
歯を抜き終わる直前にかなりの出血が見られました。
原因は分かりませんが、動脈からの出血です。
深い位置の親不知ではよくある事ですが、止血に少々てこずりました。
歯を抜いた後の穴には大きな神経を鮮明に確認できました。
これだけ神経が近いと軽度の麻痺が出ると思います。
患者さんには事前に説明済みだし、麻痺は3か月以内ではなくなると思います。
抜歯困難な親不知はリスクも高いですが、将来的には隣の歯を守るためには必要です。
親不知を抜きたい方は診せに来てください。
どんな歯でもきちんと抜けますから。
最後に、ラッキーは今日も元気すぎて世話が大変です。