強敵でした。

ラビット歯科

2012年06月26日 16:25

こんにちは。

今日は治療の話です。

一般的な治療はわざわざブログに載せる程ではないので、難しい親不知の症例にします。



昨日の患者さんですが、親不知が大きな神経に接している可能性がありました。

神経を傷つけないように注意すれば、それ程難しくはありません。



時間は思ったよりかかりましたが、無難に抜けました。

レントゲンには歯の破片が残っていますが、当然取り除いています。

治療後、神経の軽度の麻痺が予想されますが、消毒の時に確認できると思います。



それよりも難しかったのは、さっき抜歯した患者さんです。

かなり深い位置にあり、大きな神経に接しています。

骨を削って歯を確認して、細かく歯を割って摘出していきます。

歯を抜き終わる直前にかなりの出血が見られました。

原因は分かりませんが、動脈からの出血です。

深い位置の親不知ではよくある事ですが、止血に少々てこずりました。



歯を抜いた後の穴には大きな神経を鮮明に確認できました。

これだけ神経が近いと軽度の麻痺が出ると思います。

患者さんには事前に説明済みだし、麻痺は3か月以内ではなくなると思います。


抜歯困難な親不知はリスクも高いですが、将来的には隣の歯を守るためには必要です。

親不知を抜きたい方は診せに来てください。

どんな歯でもきちんと抜けますから。


最後に、ラッキーは今日も元気すぎて世話が大変です。